デリバリー古楽 in gallery桃李
7月19日(日曜日)に《 デリバリー古楽 in gallery桃李 》を開催致します。
東京都内でのコロナウィルスの感染拡大にともない、開催中止となりました。
ベルギーを拠点に、古楽の演奏やその指導、研究を行っておられる柴田俊幸さん。現在故郷の香川を拠点に、ささやかな、素晴らしい古楽の出張演奏を展開されています。
なぜこのサービスを始めるのか。大きなきっかけは、やはり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響です。私はベルギーを拠点に演奏活動をおこなう立場ですが、今年4月に予定していた「せとうち国際古楽祭」のために日本に帰ってきていました。しかし、コロナウイルスの感染が急速に広がり、せとうち国際古楽祭は中止せざるえをえなくなり、私もすぐにはベルギーに帰ることができない状態になりました。そして、私だけではなく、日本の多くの人々が、日常的な行動が制限され、人が集まるイベントに参加しにくい状態にあります。制限された状態が長引くにつれ、私も含めて多くの人々が、本来であれば外出やイベントを通じて発散できていたかもしれないストレスを溜め込んでいっているように思います。この状況の中で、音楽家として、心を癒す生の音、音楽を届けることを、どうにか工夫してできないだろうか、としばらく考えていました。しかし、通常の演奏会場では、いわゆる「密」の状態が、観客席でもステージ上でも発生する可能性が高く、コンサートやライブの開催は現実的には5月15日現在も難しい状態にあります。一方で、音楽以外に目を向ければ、密を限りなくゼロに近い形にしてサービスをおこなっている業種も多々あることが分かってきました。たとえば飲食の世界です。高松市でも店頭でのテイクアウト対応を始める飲食店が増え、さらに料理人が一般家庭に出張し、料理を提供するというサービスが利用されていることを報道を通じて知りました。そこで考えたのが「デリバリー古楽」です。(以上柴田さんのHPより抜粋)
このような活動を知り一古楽ファンとして、四国の人は良いなあ、と思っていたところ、ベルギーへ帰国出来ることになり、その前の数週間東京に滞在し、なんと東京でもデリバリー古楽を開催なさるとのこと。喜び勇んでお便りをお送りし、快くgallery桃李での公演を行ってくださることになった次第です。
真に美しいものは常に古くて新しい、何か永遠性や無限性のようなものを湛えた、美しを有しているように思います。それはこれまでgallery桃李にて紹介させて頂いてきたうつわや仏像、そしてこの度の古楽器、その音色に共通していると思います。いわゆるコロナ禍で混沌を極める今日、目先のことだけに左右されず、人として、生命体として、物質として、魂として、この世に在る喜びや楽しさ、その美しさを今回の演奏で感じて頂ければ幸いです。
14時公演開始、約30分間のプログラムです。お一人様3000円、5名様限定です。当日はお飲みものとして、奥野田ワイナリーさんの葡萄ジュースを提供致します。また柴田さんのCDアルバムも購入出来ます。
皆様と素敵な音楽を楽しめるのを、楽しみにしております。(楽の字が多いですね(笑))
ご予約はお電話かメール、メッセージにてお願い致します。
050-3580-0110
touri@home.nifty.com
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