須藤拓也さんを訪ねに、倉敷と豊島と高松へ 前篇
倉敷と豊島と高松を巡ってきました。旅の一番の目的や高松の屋島で作陶されている、須藤拓也さんを訪ねるためです。ギャラリー開廊前にお送りしたお便りを覚えていてくださり、6月には当ギャラリーにもわざわざいらしてくださいました。
高松へ向かう前に倉敷へ立ち寄りました。兼ねてから訪れてみたかった大原美術館と倉敷民藝館。建物の雰囲気と相まった、心地よい生活感、空気感が漂う展示でした。その後は"民藝とをる"さんを訪問。
倉敷はガラス工芸で有名ですが、なかでも岡山で制作されている三宅義一さんの作品を。ご店主様に今度ご紹介して頂けるとのお言葉も頂けました。加えて 沖塩明樹さんの酒器をご厚意で頂きました。ありがとうございました。
古書店の”蟲文庫”さんも訪問。本のチョイス、お店の空間、ご店主様、それぞれが素敵でした。
翌日は瀬戸内海に浮かぶ島、豊島へ。瀬戸内国際芸術祭が行われており賑わっていました。そのなかでも私の目当てはクリスチャン・ボルタンスキー。まずは「ささやきの森」へ。山中に吊るされた無数の風鈴。短冊には誰かが大切に思った人の名が。蝉の鳴き声のなか、かすかな風によって響く小さな音。誰かへの思いが漂う時空間。
私は、あなたは、皆は、
ここに、あそこに、
いた、いる、いるだろう、
そして。
こちらは「心臓音のアーカイブ」。私の心臓の音も登録してきましたよ。
豊島美術館。なかへ入ると想像外の空間が。思っていた以上に良かったです。ここでは偶然東京での知り合いの方に奇跡的な遭遇も。そしてこの後は海を渡り高松へ向かいます。
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