杉原伸一さんと音喜多美歩さんを訪ねに丹波へ
杉原伸一さんと音喜多美歩さんを訪ねに丹波へ行って来ました。伸一さんは代々丹波の地で焼きものをつくられていた一家の方。昔は雑器などを焼かれていたそうですが、お父様の祥公さんの代から祥公窯と名前を改め、お茶道具を主に焼かれているそうです。当初は家業を継ぐことは考えておられなかったそうですが、色々と経た後に常に身近にあったうつわ、それを通した食や暮らしに対する思いが、焼きものづくりの道へと繋がったそうです。
お二人を知ったきっかけは、伸一さんの奥様でもある、美歩さんのゴブレットのようなワイングラスでした。ヨーロッパのアンティークのような、気品と重厚感がある、でも優しく軽やかなワイングラス、そしてプレートやお皿に興味を惹かれたのです。
そしてちょこちょこと買わせて頂き、日々のお昼ご飯などで愛用していました。その様子をインスタグラムにアップして楽しんでいたところ、ふとしたきっかけで繋がることが出来、それから交流を結ばせて頂くことになった次第なのです。
作品やインスタグラムでのお写真、メッセージから、穏やかで優しそうな方だなと思っていましたが、まさにその通りのとても素敵な方でした。ものづくり、そしてそれを使う日々の生活への丁寧な真心の込もった思い。その大切さや楽しさ。それがお二人のお人柄、作品から、心地良く、しっかりと伝わって来るのです。
そして素敵だったのがお二人の関係性。共に尊重して支え合いながら、そして何よりも互いの良さを愛している。だからでしょうか、お二人のうつわ、ペアリングするととても合うんですよね。この親和性というのは、扱わせて頂いている他の作家同士でも言えることで、多分そこには共通する魂、真・善・美・愛のようなものがあるのではないでしょうか。その環を広げてゆけると嬉しいですね。
快くgallery桃李でのお取り扱いを受けてくださいました。3月からお店に並ぶことになります。日々の暮らしに優しく寄り添う、永遠なる気品が漂ううつわ達。皆様お楽しみに。
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